2020/02/27
昼間は連日練習。その合間を縫って、音楽や美術鑑賞もいろいろ。
練習後、へろへろになって観劇へ。フォルクスオーパーで「キャバレー」を観てきました。主役とストーリーテラー役の女優さんが圧巻!かっこよかった!飛行機&練習の疲れがピークの頃で、できればコンディション万全で見たかった(泣)でも、歌とダンスと、魅力的な舞台演出で幻想世界へ誘われました。
本番の日の午前中には、クリムト作品を見にヴェルヴェデーレ宮殿へ。よく知った絵だけど、本物の「接吻」は、とてもあたたかく美しい愛に溢れて、じーんと胸を打ちました。じっと眺めて暫し佇む。たっぷりと味わってきました。
さて、そして本番。薄いブルーと白を基調とした美しいホール。リハから移動から着替えから日本では考えられないバッタバタですが、こちらでは通常運転でいつもこうなんだとか。あっという間に本番。このホールもとてもよく響く。ソリストの先生の声は抜けるように客席の一番後ろまで届くし、自分たちの声も普段とは違って聴こえます。ウィーンの空気だからこその響きで、貴重な体験だなあと思いながら、歌いました。本番は出発前が嘘のような今までで1番の出来でした。演奏中は皆が一体になり、会場のテンションがどんどん高まっていく感じでした。公演は大成功!素晴らしい体験でした。

