2020/02/18
ピアノという楽器は鍵盤を押せば誰でも正しい音程の音を出すことができます。(きちんと調律したピアノであれば)
それでも弾く人によって、全く違う音色になるのはどうしてでしょう?
手や体の大きさ、タッチの強さ/弱さ、体の重みをどれだけかけるか、など要素はいろいろ考えられますね。あと、本人の性格も音にはよくあらわれると思います。そういった要素の組み合わせがピアノを弾く人数分違うので、人によって音色が変わるのでしょう。
いい音を出すポイントをひとつ。
それは、手を上向きの動きにするのです。鍵盤を押すのではなく、肘や手首をやわらかくして、向こう側に抜くイメージ。
その動きだけを、よーく音を聴きながら何度もやってみる練習が有効です。
退屈に感じるでしょうか?
手の角度や力の抜き加減、指を当てる面積など加減しながら、自分のイメージするいい音を探す作業はなかなか楽しいです。
ここでもやっぱり、先に出したい音のイメージを持っていることが大事になってきます。
では、イメージをもつには?
音楽をたくさん聴くのが一番。
生演奏だと尚良いです。生きた音は何よりいい耳を育ててくれます。
ピアノだけではなく、歌や他の楽器やオーケストラもおすすめ。
ピアノは音域が広く、1人オーケストラのようなものなので、たくさんの楽器で弾いているように音を使い分けられるといいですね。
イメージを持って、そこに近づける。
それを習慣にしていくと、美しい音で弾けるようになりますよ。
